サライ

天才物理学者のサライは、農業用に再利用された古いタイタン・メックを修理する父を手伝っていた。彼女はすべてを論理と数字で捉えるため、「人間」という不合理な存在と関わるよりも、タイタン・メックの修理や発明をしながら古いカントリーミュージックを聞くことが好きだった。

しかし、突然カリストで戦争が勃発。天才的な技術が注目されたサライは、これまでとは違い新しくピカピカの戦争用タイタン・メックの修理をすることになった。

彼女の部隊のキャプテンであるロッキーは、サライとは正反対の性格で、衝動的で勇敢、そして多くの人に愛されていた。ある日、まだ彼のタイタン・メックが修理中にも関わらず出撃しようとするロッキー。このまま出撃すれば生存確率は5%未満だとサライが警告するが、彼は仲間を救うために夜中に一人で出撃してしまう。翌日ロッキーは仲間を連れて戻り、英雄のように称賛された。

しかし、二人はその後も言い争いを続け、ついにはサライが最前線に配置変えされることに。

目的地に到着したサライが目にしたのは、前衛部隊の全滅、そして壊滅状態の敵のコロニーだった。兵士との戦いを覚悟していたが、そこに現れたのは......ゾンビの大群だった。