イザラ

イザラがまだ子供の頃、コロニー間で大戦争が勃発。大きなロケットが月に衝突し、その衛星の破片が彼女の家のすぐ隣の建物に直撃し、彼女は重傷を負ってしまった。しかし彼女は諦めず、パラリンピックのバレーボールチームに入るために一生懸命トレーニングし選手となった。

バイオテクノロジーと義肢の著名な科学者であるレヴィは、イザラが大会で銀メダルを獲得した姿を目の当たりにし、彼女に興味を持つ。彼はイザラに連絡を取り、彼女の動きを回復させるだけでなく、人間の能力を超えた特別な能力をもたらす「エクソテック」という人間の外骨格のテストを手伝ってほしいと提案した。

最初は躊躇っていたイザラだったが、スーツが完成するまで懸命にトレーニングすることに。4年の年月を経て、イザラはついにエクソテックを使って100メートルを走り切ることに成功し、その数週間後には機械の指で空中のハエを捕まえることができるようになった。

ある日、彼らのもとに軍が訪れた。軍はエクソテックに興味を持ち、軍に協力する代わりに無制限の資金援助を申し出たのだ。

エクソテックの完成はレヴィの夢であり、彼の夢を応援したいを思っているが、いまだ過去に起きた戦争の記憶に苦しむイザラは悩んでいた。数日間、イザラが下した決断とは...。